研修会開催報告助産師ができる災害時の母子支援~災害から妊産婦と乳幼児を守る~(2025年7月19日開催)
2025年8月1日
委員会 | 助産師職能委員会 |
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研修会名 | 助産師ができる災害時の母子支援~災害から妊産婦と乳幼児を守る~ |
開催日時 | 2025年7月19日(土曜日)13時~16時30分 |
参加者数 | 26名 |
開催場所 | 愛媛看護会館 2階 第1研修室 |
講師名 | 一般社団法人長崎県助産師会 災害担当理事 早瀬 麻子 |
研修会を開催して
今回の助産師職能研修会は、助産師・看護師26名の参加があった。近年、大規模な自然災害が多く発生しており、防災や減災の意識を高めるとともに、助産師として災害時の母子支援について考えることができることを目的として研修を行った。
講義では、災害時の妊産婦支援や子育て中の家族に伝えて欲しいこと、そして助産師・看護師が自ら行動できる体制つくりについて学んだ。また、能登半島地震での病院支援の活動の実際と、長崎県助産師会の取り組みについて紹介された。
グループワークでは、産科病院の平面図に入院患者や外来患者を配置し、設定された状況の中、押し寄せてくる様々な背景の避難者(カード)が来院し、対応する模擬体験ゲーム:HUG(産科版避難所運営ゲーム)を行った。この訓練を通して、状況に応じた対応の難しさと、日頃から様々な状況を想定した災害訓練や平時からの備えの重要性を再認識する機会となった。
受講者からは災害時のより実践的な支援や備えの重要性を考えるきっかけとなったとの声も聞かれた。


