研修会開催報告中途採用者に対する理解を深め、やめない職場環境づくりを考える(2025年11月11日開催)
2025年12月5日
| 委員会 | 社会福祉委員会 |
|---|---|
| 研修会名 | 中途採用者に対する理解を深め、やめない職場環境づくりを考える |
| 開催日時 | 2025年11月11日(火曜日)13時~16時 |
| 参加者数 | 41名 |
| 開催場所 | 愛媛看護研修センター 2階 大研修室 |
| 講師名 | 愛媛大学大学院医学系研究科看護学専攻 教授 永田 明 |
| 事例提供者 | 一般財団法人 永頼会 松山市民病院 看護主任 酒井 由希子 |
研修会を開催して
社会福祉委員会では、看護職がストレスなくやりがいをもって働き続けられる環境を目指し、看護職の離職防止に対する課題や改善策を明確にする目的で、令和5年度に愛媛県内134病院の看護部長を対象に「看護職員離職者実態調査」を実施しました。その結果、勤続1~5年の離職者が多く、離職理由が「他の場所で働きたい」が最も多い分析から、新卒者は5年以内に別の場所に移ることを想定していることを念頭におき、中途採用者の育成やサポートを行う必要があると推察されました。新卒者のサポートは手厚い施設が多い中、中途採用者に対するサポート体制は不十分であることが予測されました。
そこで、「中途採用看護師の職場適応と定着支援」について永田先生にご講演いただき、中途採用者がつまずきやすい要因や定着に効果的な支援(人・制度・文化)を根拠から学びました。また、松山市民病院の中途採用者教育の現状と取り組みについて事例紹介しました。グループワークではKJ法を用いて課題を抽出しその中から1つの課題に絞り取り組みについて検討し発表しました。
アンケートの結果、「非常によく理解できた」「よく理解できた」「非常に活用できる」「活用できる」と、ほどんどの方が回答されていました。自由記述では、「ローカルルールが問題」という気づきや、「参考になった」「改善に繋がるヒントがあった」「学びを今後に活用していきたい」など肯定的な意見が多く寄せられ有意義な研修となりました。







